8年ぶりの北海道スキー

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2月中旬の話。

じつに8年ぶりの北海道スキーとなりました。

 

メンバーはのちに命名される山形芋煮ボーイズ(3名)と4人。その芋煮ボーイズより昨秋に北海道行きの誘いを受け、大まかな日程が決まった。唯一の懸念というか、引っ掛かっている部分としては出発日の2月16日が妻の誕生日であることだったが、北海道で滑っているところを想像しただけで相談も了解もなく「行く」と即答していた。

決めたらことは早く、抑えフライト予約をする感じでトントン拍子に話が進んでいった。

出発前日罪滅ぼしではないが、妻の誕生日プレゼントに花を贈り、2月16日の朝イチ便に搭乗するため、寝ている家族を起こさないように5時半ころ自宅を出て仙台空港から千歳へ一気に飛びルスツリゾートへ向かう。

しかし、ルスツリゾートのリフト券の高いこと(5時間券で1万円)。山形あたりでスキーをしている感覚からすると日本円が使える異国に来ている印象であった。

スキー場はといえば、平日ということもあり、中国系が特に多いがほぼ外国といったメンバー構成であった。

例年、2月の北海道であればパウダースノー祭りとなる予定だが、今年の暖冬は北海道も同じで早速到着したルスツリゾートではガリガリであった。

暖冬だけど代わりに天気がよく、羊蹄山や尻別山など山々が綺麗に見えるご褒美があった。

ルスツを後にして、ニセコ・トイルさんへ向かう。

トイルさんは、ツアー前日に訪店してツアー申し込みする必要があり、その申し込みを行う。

私がニセコに前回きたのは震災直後の2011年3月であったが、その頃とは街が作り替えられており欧米のリゾートそのものとなっていて目を丸くした。

申し込み後は、サラリーマン時代の先輩がニセコで営んでいる担々麺屋に顔を出し、これまたおおよそ10年ぶりの再会となった。

翌17日は旧チセヌプリスキー場からバックカントリーに入る。

前日のルスツでのカリカリに加えて降雪もしばらくなかったので正直期待はしていなかったが、トイルの代表高梨さんのガイドにより十分楽しめるBCとなった。

チセヌプリはスキー場が閉鎖され、営業権を外国の方が手に入れキャット運行営業をされたことで地元の愛好家との諍いが全国版のニュースで扱われるなどして、ポジティブではない印象の情報があった。その報道の裏には、諍いが起こるくらいの手頃なパウダーが楽しめる場所ということでもあり、ずっと気にはなっていたところだった。

ニセコを後にして、芋煮ボーイズとは別れて現地の友人と札幌へ行き、さらに現地の友人と合流して軽い食事会を行い札幌に宿泊した。

翌朝は、地下鉄も動いていないことから、すすきのから札幌駅まで歩き始発電車に乗り込む。

その後、本日ガイドを務めてくれるプロスキーヤーの児玉毅さんと合流しキロロへ向かい、芋煮ボーイズと再会した。

キロロも回数券の販売を数年前にやめてしまったので5時間券を購入したが、児玉さんの計らいで何本か良い斜面を滑ることができた。

その後、BCエリアに入りホスピタリティ溢れる児玉さんのガイドでハイクアップした。

この日は、私はガイドではなかったのだが、人数も多くなった関係もあり児玉さんのサブガイド兼カメラマンという立ち位置となった。

8年前も実は児玉さんのガイドで同じ山域に入っており、その時に私はラッセルマニアの客という変なやつであった。その際に、児玉さんより冗談で「ラッセラー」の称号をいただき、それが今じゃ屋号として用いている。

そんな懐かしさや児玉さんの滑りを堪能できたこと、降雪のない中でもそれなりに楽しめたことなど総合的に最高な1日となった。

翌、最終日は強風のち雨の予報となっており、フライトまでの時間を観光に費やすことにした。

行程は、倶知安のホテル 〜 余市蒸留所 〜 寿司 〜 エスコンフィールドとなった。

当日に余市蒸留所の見学コースを予約して、滑り込むことができた。

同じニッカの宮城峡蒸留所は何度も足を運んでいるが、また違った雰囲気で観光としてもウイスキー愛好家としても、発酵を専門で勉強した者としても興味深い時間であった。

その後、「小樽で寿司」と思っていたが、観光客のあまりにも多いことで断念。札幌方面に車を走らせて、道民御用達と噂のトリトンにてしばらく寿司を見たくないくらい楽しんだ。

その後、なぜかスキー用品をパドルクラブで見て、北大〜時計台〜すすきのを経由してエスコンフィールドへ。

エスコンフィールドは外から眺めるだけだと思っていたが、外野席には入れたのにはびっくりした。

プロ野球は、甲子園、広島、福岡、東京ドーム、神宮、西武ドーム、楽天と見ており、そのどこにもない雰囲気だったので、近い将来見てみたいと思える雰囲気があった。

エスコンフィールドを後に、千歳空港 〜 帰宅となった。

今回はお土産を買うのが荷物になるし、手間という理由であらかじめ白い恋人をAmazonで購入してたので楽だったが、情緒に欠けてしまっていた。

必ず、来年も戻ってこよう。

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